僕の<娘が一歳になるまでにしたい事>の中に、
【育児本を10冊読む】というのがあります。
今、2冊読み終わって、今日ので3冊目になります。
今回読んだ本をシェアさせてください
この本は、今、最も勢いのある絵本作家のひとり、
ヨシタケシンスケさんの絵つき育児エッセイです。
絵が主体なので、とても読みやすいです。
絵に添えられている言葉は少ないですが、深いと感じました。
月刊雑誌「赤ちゃんとママ」で
約3年間連載されていたものをまとめた作品です。
今日はこの本の中から、
僕の<印象に残った6つのお話>をシェアさせてください。
さっそく。
1、父になる訓練
子供のころはなにをしても褒められた、という著者。
それが社会人になると、できてあたりまえ。
がんばっても褒められなくてあたりまえになっていく。
そして育児では、
ママからは褒められるどころか、怒られるようになる。
ママから「その服、畳み方違う!」とイライラされる。
これが【父になる訓練】なのではないか。と著者。
<僕の感想>
妻から怒られても、
「うーんもお!」と感情的になって戦うのではなく、
ゆっくりと2回ほど深呼吸をする。
そして、眉毛を上下に動かしながら、
「怒るキミが可愛い」と
言えるかが問われているのかも。
父になる訓練は日常生活にあり!
2、みんなのもの
子供ができると、将来の事が不安になる父親。
心配事はつきない。
そんなとき著者は、義兄に言われた事を思い出します。
「おまえら死んだら育てたるわ」
そう言われたときに気が楽になった、と。
さらに、著者は続けます。
<子どもって実は、みんなのもの、なのかもしれません>
<僕の感想>
高橋一生さんが主演している保険のTVCMにもありましたね。
子どもの養育費等、父親の心配を表しているものでした。
あの最後の表情は、
笑えっていますが、泣きだしそうでもあります。
「おまえら死んだら育てたるわ」
という言葉を、
男性はおぼえておくといいかもと思った。
なかなカッコいい言葉ではないでしょうか。
僕には、まだ子供のいない弟夫婦と、
義弟がおりますので、もしかするとこの言葉を言えるかもしれない。
3、何より大事なこと
著者は、育児による寝不足の事を、
「ママとパパの人格を崩壊させ、すべての余裕を奪います」と言っています。
この崩壊が起こるかどうかは、<赤ちゃんが夜まとまった時間寝てくれるかどうかにかかっている>と言います。
そして、あらゆることを犠牲にしてでも
睡眠時間を確保してください、と。アドバイスしております。
<僕の感想>
これは確かに実感としてありますよね。
育児経験者は、ほぼそうなのではないでしょうか?
うちの娘は、今では2~3時間置きに、
長ければ4時間くらい寝てくれますが、
3か月くらいまで、1時間置きくらいに起きてました。
夜は、妻と交代で娘の横で寝て、
どちらかは別室で寝るようにしておりました。
その頃はやはり体の回復が悪かったです。
睡眠は回復だ!
さぁ、ブログを書いてないで寝よう!
おやすみなさい!
おはようございます!
4、赤ちゃん師匠
もしも、赤ちゃんが話せたら…こんな事を言うのかも
「世の中は思い通りにはいかない。だから自分なりに工夫して楽しんでいかないとつらいばかりになる」
「そのことを私の世話を通じて学んでもらいたい」
「さっそく、うんちが出ました。よろしくー」
<私の感想>
赤ちゃんが師匠。
このマインドセットは私には無かったです。
この考え、パパを少し楽にするのではないでしょうか。
自分の赤ちゃんが師匠だとすると、
そりゃ無理難題を投げてくるし、答えも教えてはくれないだろう。
外出先で、
おむつからおしっこや大便がはみ出てしまって「マジかよー」とか言っていたら、
赤ちゃん師匠に
「問答無用!」と一喝される!
この<赤ちゃんは師匠>という
マインドセットは、気持ちが少し変わると思いました。
あと同じようなマインドセットとして、
<赤ちゃんは織田信長>
<赤ちゃんは北条政子>
というのもどうですか?
5、パパの役目
育児の日々、パパは大変です。と著者。
でも、どんなにつらくても忘れてはいけないことがある、という。
それは、
『ママの方が大変』という事。
そして、
<パパの役目のすべては、ママを笑わせる事>
と言って過言ではないという。
<僕の感想>
これ、絶対忘れるなぁ。
自分の方が大変と思ってしまうときあるよなぁ。
あと、ママを笑わせる事って、これ今まで考えたことないわ。
たいがい、妻は、テレビ見て大爆笑して、
娘の屁が出るたび、大爆笑しているから。
でも、今度大爆笑させてみようかな。
娘と同時に放屁してみようか!
6、ヨチヨチ父
「父としての完成」ってあるんでしょうか?と問う著者。
考えてみればこれから先も初めての事しか起きないよね。
・娘の彼氏
・娘の結婚
…
きっと父としてヨチヨチしたままなのでしょう。と。
そして著者は、最後に
ヨチヨチしながらでしか見えないものを楽しむのが、パパなのではないかと。
そう締めくくります。
<僕の感想>
自分の子どもが生まれて、その瞬間からパパになった。
子ども誕生・パパ誕生、同時。
子どももヨチヨチだが、パパだってヨチヨチなんだよね。
ママだってそうだよね。
子どもが、いっぽいっぽ成長していくのと同じく、
パパもママも、いっぽいっぽ、
みんなでヨチヨチ歩いていけばいいよね。
歩くは、止まるが少ないと書くのだから、
たまに止まって休んで、
不安定ながらそれを楽しんで、
またいっぽ、いっぽと足を出して歩いていこう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
僕はこの本で、育児の見方、視点が少し変わりました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。