食べる、という事は、
人間の進化の中で死活問題であったことは誰でも知っている。
原始時代、目の前に食べるものがあったら
食べられる分だけ食べないと、次の食事にありつけるか
わからない。
「あとでの、おたのしみぃ~❤」と言って、我慢をして
取っておくことはしなかったのではないだろうか。
離乳食を、妻が娘に与えているのを見ながらそんな事を考えていた。
娘が生まれてからというもの、なぜか私は、
原始の人間はどうであったのかとか、もともと日本人とはどのようなものなのかとか
そんな事を空想してしまうのだった。
妻は、おかゆをすりつぶしたものをスプーンにのせると、
娘の口元へ持っていく。
娘、口には入れるが、食べないと・・・
「いらないのぉ~?♪」と言って妻が食べてしまう
娘よ、娘、
<食べないと、取られる> という事を、学ぶのだ。