近所から花火大会の打上花火が見えるので、
「妻が、娘に見せたい」と言い、表へ出て行った。
僕はその後をつけて外に出てみると、
ちょうど花火大会が始まったところだった。
花火をあげている場所から、歩いて10分程度のところに
住んでいるので、良く見える上、音も相当迫力がある。
打上花火の音に娘びっくりしないかしら、と
妻が心配していたが、娘はいつもと変わらなかった。
近所の人と挨拶をしたりしながら、
花火30分ほど経ったころ、娘を見てみるといつのまにか寝ている。
こんな大きな音してる中でも寝れるんだな、
花火の音に驚いて泣きだすのかと思ったけど、
近所の犬のほうが吠えてて、驚いたり怯えているなと妻と話した。
そして、この後のフィナーレ連発花火の音で
娘を起こしちゃうのもかわいそうだからと
家に戻った。
家に戻ってから、居間にて娘を横にし
寝巻きに着替えさせ僕は寝ている娘を見ていた。
近所の人に娘の肌がきれいだねと、褒められたことを思い出して嬉しくなっていた。
その時、ビクッと、娘が起きた。
妻がテレビを見て大爆笑したからだった。
「花火の音うるさいね」と妻。
娘は花火よりも、妻の大爆笑の方が、びっくりする。