新元号が決まりましたね!
皆さんいかがおすごしでしょうか?
私の住んでいる千葉県は桜が見頃をむかえております。
1歳のお祝いに親戚食事会
先月になるのですが、私の娘が一歳になるということでお祝いに親戚で食事会をしました。
お店や段取りは妻がおこないました。
その際に「一升餅(いっしょうもち)」というのをいたしました。
一升餅を全く知らなかった私
後になって知りましたが、そのときの私は、一升持ちというその言葉、そのナラワシを全くもって知らなかったのです。
事前に妻から聞かされていたのですが、私の語彙に一升餅はなかったので、太鼓持ちだと脳が勝手に変換してしまいました。
今回の食事会には【太鼓持ち】が来るんだな、と思っていたのであります。本気でそう思っていたのです。
当日は芸人さんかなんかが来て派手に盛り上がるのだと。
食事会当日
そこへきて当日です。
お店(和食お座敷)にて席につくと女性店員さんがきて、パパだからという事でいろいろ私に指示してくるのです。
これ?これ?こう?こう?と、気づいてみると、こんなにでっかい紅白のお餅ふたつが用意されていたりしていました。
なんでお餅なの!って私ひとりだけ驚いていました。
ケーキじゃないんだ?とか言ってました。
ちなみに「これ皆で今食べるんですか?」と聞くと、お家に帰って食べてくださいと言われました。
紅白餅を真っ赤な布に入れて背で持つ
さらに驚いたことには、その紅白の大きな円形餅を真っ赤な布ポケットに今包み入れてくだい、と指示されました。
そしてそれを背で持ってもらうというのです。
私は、なぜそんなことするのかわからないまま、お餅の白い粉まみれになりながら自らそれを背負おうとしたのであります。
親戚たちが私を見ています。
おまえそれは、わざとなのか?
それとも本気なのか?
(え? 俺何かしちゃった?)
このときになって私は、自分がなにか間違った事をしたのではないか、と思ったのであります。
「はい!パパさんさすがですね!それを娘さんの肩にどうぞ!」
と女性店員さんが言いました。
(これを娘に?)
そして女性店員さんに指示されるまま、娘に括り付けながら、だんだんとやっている事の意味がわかってきたのであります。
この餅は、と私は思いました。
この餅は、俺が背負うのではない。
娘が持つのだと。
一升餅とは(ウィキペディアより)
ここで「一升餅」とは何かというのをウイキペディアより引用いたします。
一升餅とは、一般的に一升分の量のもち米から作られた餅を丸めた物の事をさす。使用方法の違いやお飾りの意味合い、地方により、一つ丸めや、2つに分けて2段、または3段にしたり、地域により白蛇に見立てとぐろを巻かせた物など、形状が異なる。丸い事から三種の神器の一つ「八咫鏡」に見立て「鏡餅」とも言う。
この一升餅は古来より正月や一歳の誕生日、還暦等の節目の祝いや、建前(上棟式)等の祝い事に多く用いられてきた。一升餅とあわせて、選び取りをする地域もある。
初誕生祝い
日本の各地にこの習慣は伝承され、子供の満一歳のお祝いのときに用いられる。「一升」と「一生」を掛けて一生食べ物に困らないようにという意味が込められている。また、丸いことから「一生丸く長生き出来るように」と願いを込めたものともいう。この意味や祝う行事は地域や各家庭によって様々だが、親から子へ受け継がれるものであるため、各家庭の特色がみられる祝いでもある。呼び名も様々で、「一生餅」「誕生餅」「一歳餅」「力餅」とも呼ばれる。
ということのようです。
日本語って、言葉をかけ合わせたり、ダジャレのようですが意味を持たせたりしますよね。
「言霊の幸はふ国」です。
勉強になりました。ありがとうございます!
無事、一升餅を持たせることができた
こうして私は、娘の背中に餅を背中に持たせて、無事一升餅の儀式が終わったのであります。

写真左から出ている手が私です。餅がかなり重たかったので支えて補助してあげようとする優しい愛情溢れる手です。
それに対する、妻の、何も手助けしないぞという態度。
■今回わかった事
一升餅は、親が持つものではない。