考えてみると皮膚というやつは、弱くもあり、強くもある。
しっとりするし、粉もふく。
撫でられると癒され、叩けばぺちと鳴る。
なんとも不思議なやつだ。
私の友人で年に2回、手の平の皮膚が荒れまくるのがいて、
見せてもらったことがあるが、とても形容しがたい。
友人は、
「汚く見えて、コンビニでお釣りをもらうときに手をだすのが嫌だ」と言っていた。
はたまた、女性の肌は実にいいものである。
女性の肌、と聞くだけで、触りたい、と世のお父さんは常々思っている。
そういった意味でのお父さんの反射神経は今もまだ健在である。
赤ちゃんの肌はというと、
うちの娘は生まれてからずっと肌が荒れていた。
皮が少しむけたような、粉をふいているような感じだった。
<生後1カ月の頃:見ずらいですが粉をふいたようになっていた>
それを見て、妻が「なにか塗ったほうがよさそう」と言う。
妻は妊娠前までアトピーだったのでそう思ったのだろう。
けれども、私はなにかを塗ることに反対して、
妻には我慢してもらい、娘には何もしなかった。
すると、生後3か月経ったころから肌が見違えるように変わり、
妻の話では、会う人会う人に「肌が綺麗だね」と娘が褒められるようになったという。
<生後6か月目(現在)>
ママたちで集まった際には「肌とてもきれいだけど何かしてるのか」と問われるとのことだ。
その時の妻のセリフは
「何もしてないんだよね、旦那が何もするなって言うから」である。
だが、私は娘の肌を観察しまっくているので、荒れていることを知っている。
というのも、同じ個所が荒れ続けているのではなく、部分的に荒れるのだ。
ただ、治りが早い。
だいたい1日で綺麗になっている。
荒れない事ではなく、荒れてもすぐに元に戻る力。
それを見て、
<回復力がある事を若い>というのだな。
と、自分の下半身を見ながら、世のお父さんは感心したのだった。