最近読んだ本で面白かったのがこちら。

ジミーちゃんを描いたドラマ
明石家さんまが、ジミーちゃん(ジミー大西)を描いた連続ドラマ。
この本は、そのドラマをノベライズ化したものです。
下記はドラマの公式サイトです。
子どもの頃から何をやっても大失敗ばかりのジミーちゃん。
そんなジミーちゃんが、明石家さんまと衝撃的な出会いをする。
芸人として成長していくジミーちゃん。
やがて芸人の域を超え、世界的な画家へと転身していく。
嘘のようで本当に起こった爆笑エピソードの数々でした。
明石家さんまの言動が興味深い
私はさいしょ、面白そう、だけで読み始めたのですが、いつのまにか真剣に文字を追っていました。
特に、さんまさんの言動が興味深かった。(ジミーちゃんじゃないのか笑)
そのさんまさんの言葉を紹介します。
笑ったもんの勝ちになるんや!そういう風にできてんねん
ジミーちゃんがダメダメな自分の今と過去の話をしたときの事。
「僕は…そんなアホでダメな奴なんです。ほんま、しょうもない奴なんです」
さんまはその話を聞くと、
肩を揺らして、ひーひーと笑った。
お前、自分のこと……ミジメて思うてるやろ。
笑ってみ
今までの自分、笑い飛ばしてみ。そしたらなあ、お前いじめてきた奴とか、からかってきた奴とか、全部見返せんで!
ええか?
笑えんことなんてな、この世にいくらでもあんねん! けどな、それ全部おもろいなって笑えたら、笑ったもんの勝ちになるんや! そういう風にできてんねん! 笑ってみい!
この言葉は以前に他のテレビ番組でも言っていたかもしれません。
なんとなく聞いたことあるような気がするのは私だけですかね。
私が興味を持ったのは、そういう風にできてんねん!というところです。
さんまさんは、笑ったもんの勝ちになるそういうふうに思う、と言っているのではなく、そういう風にできている、と言っていたのです。
微妙な違いですが、さんまさんは、そのようにできている、と言っています。
何が、そのようにできているのか?
きっと、この世は、です。
つまり、
この世は、
自分に辛いことがあっても、これおもろいなって笑えたら、笑ったほうが勝ちになるように、できている。
これが、さんまさんの掴んでいるこの世の定理なのではないでしょうか。
ずっと第一線で走り続けている人が言っている言葉です。これメモっとこう。
その人気がお前んとこ来んねん! どどど、て
そして、もうひとつ面白い場面がありました。
それは、ジミー大西、と芸名をつけるシーンです。
名づけの親は誰か。
これも、明石家さんまです。
ゴリラみたいな顔をしてるからという理由でジミーとつけた。
「ジミー大西」と決まった瞬間、楽屋での事。
そのときつけていたテレビから、ニュースが流れてきた。
ニュースの内容は、ブラジルの動物園で人気者のゴリラが本日息を引き取ったという知らせだった。
そのゴリラの名前がジミーちゃん。
さんまと、ジミー大西は驚いた。
今、大西に名付けた名前が、ニュースで読み上げられた事。
そしてそのゴリラは今日息を引き取った事。
こんなことあるのか。と驚いた。
芸名をつけた途端に、死んだというニュースで縁起悪い、と言うジミー大西。
対して、さんまの言葉。
逆やで。
ジミーというゴリラは人気者なんやろ? んで、お前の名前をジミーにしたとたん、死んでもうたってことは、その人気がお前んとこ来んねん! どどど、て
これ奇跡やで。奇跡のジミー、ここに誕生や!
ポジティブです。
明石家さんまという人は、こんなふうに流れや、運をとらえているんですね。
やはり、普通の考え方や捉え方ではないんだなぁ。
他にもたくさん、すごいなあと思うシーンや言葉が多かった。
ジミーちゃんが芸人か画家か岐路に立たされたときの事も面白かった。
ここでもさんまさんの言動がありました。
あと、ジミーちゃんて結婚してたんですね。
子供もいるようです。知らなかったなあ。
■今回わかった事
1、(この世は)自分に辛いことがあっても、これおもろいなって笑えたら、笑ったほうが勝ちになるように、できている。